海洋深層水ってなに?

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海洋深層水とは?

  
海洋深層水というのは太陽の光が届かない深度の海水層のことだといってもいいようです。学術的には深層水といえるのは、深度1,000m以深の深海域を指すようですが、海洋深層水というのは人類が利用することを前提に定義されたもので、ほぼ水深200m以深の深度の海水層をいいます。


この深度域になると光が届かないために光を必要とする生物の活動が無く、非常に高い水圧の世界です。したがって、海水の成分環境も常に安定していてなおかつ、非常に清浄なものとなっています。そして、水温も非常に低く保たれているのも特徴です。


海洋深層水は、その含むミネラルに特徴があります。人類のみならず地球上のほとんどの生物の源は海にあるといわれています。その根拠とされるのが、からだを構成している細胞の内側を満たしている細胞内液のミネラル成分です。これが塩分を除いた海のミネラル成分と同じであるというのです。そして、人類の場合、その細胞を囲む細胞外液は現在の海の4分の1の塩分と細胞内液と同じミネラル成分とで構成されています。

ミネラルバランス

細胞外液の塩分濃度は私たちの祖先が陸で生活を始めた頃の海の塩分濃度といわれています。つまり体内に海を持つことで陸上での生活が出来るようになったのだというのです。


ですから、私たちの体内のミネラルバランスを維持することは健康にとって非常に大切なことなんです。ところが、従来ミネラルバランスということではほとんど研究がされてきませんでした。


ミネラルは、私たちの体内で合成することが出来ません。したがって、食物などから摂ることになります。そのなかで、硬水という水があります。ヨーロッパ大陸に多い水質の水です。


カルシウムとマグネシウムの含有量が多いほど硬度が高い水とされています。ところが、あまり硬度が高いと飲用には適さないとされています。ミネラルが高い方が身体に良さげなんですが、逆に体調を崩してしまうようなんです。原因はおそらく、そのミネラルバランスにありそうです。陸上においては軟水の方が身体のミネラルバランスを崩さずに飲めるようなんです。

海洋深層水とミネラルバランス

そして今、海洋深層水が注目されているのは、このミネラルバランスなんです。陸上の水では考えられないほどミネラルを含む硬度の高い深層水でも無理なく飲むことが出来るんです。これは、そのミネラルバランスによるものと思われます。


ミネラルバランスというのは例えばカルシウムを摂る時はマグネシウムやリンと一緒に摂ると吸収がよいという類のことです。ミネラルは単体で摂るよりも複数の種類を同時に摂った方が効果があることがわかってきたんです。 海洋深層水はミネラルバランスが体内と同じことで最も理想的なミネラル補給水ということが出来るんです。


ミネラルの研究はまだ緒についたばかりです。この研究の難しいことは一つのミネラルだけではなく複数のミネラルの効果の関連性を見極めていかなければならないことでしょう。それも数十種類のきわめて微量のミネラルを研究しなければなりません。今後の研究に期待したいところです。


なお、海洋深層水の効用としては、現在でも、便秘が改善したとか、アトピーの改善効果があったとか、血圧、中性脂肪、総コレステロール値の低下が認められたとかの発表があるようです。しかし、いずれも研究の域を出ていないようです。
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